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高音質戦略

「録り音のクオリティこそ、作品のクオリティを決める」

FCM Studioは、
「録り音のクオリティが作品全体のクオリティを決める」 という考えに基づき
アーティストの表現力と技術を最大限に活かすための設備・運用を提供しています。

そのためには演奏する空間も重要な要素となります。
「自宅で録っているかのような、リラックスした空間でのびのびと演奏できるスタジオ」

これがFCMの目指す姿です。

FCM Studio のレコーディング

スタジオについて

3Fはスタジオレコーディング専用フロア。

レコーディングブースとコントロールルームを備え、現在はボーカルやアコースティックギターなどの録音が可能です。
同フロアにはオフィスも併設していて、控室としても利用することができます。

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リスニング環境

コントロールルームは、音の良し悪しを判断するのに最適なリスニング環境です。
音の分離感は県内で最高峰。

【EMC電源】(長野県唯一)

通常のパワーコンディショナーやサプライではなく、音響専用EMC分電盤による電源供給。

 ノイズを排除し、繊細な録り音の解像度と安定性を実現。
素材・回路・配線すべてがオーダーメイド仕様で設計された、徹底した高品質電源環境での録音を提供いたします。

スタジオ環境と音質へのこだわり

ブース内には吸音率の高い特性吸音パネルを設置し、不要な反射音を抑えたデッドな環境を実現しています。

【ボーカル録音】
専用ブース内でのマイク録音を基本とし、より高いクオリティを実現できる環境を整備しています。

・吸音率の高い特性パネルを設置し、不要な反射を抑えたデッドな環境を実現
・腰下から木材を使用し、反射のバランスをコントロール
・ルームアコースティック処理により、クリアで扱いやすい音質に

これにより、ナチュラルでありながら加工耐性の高い、高品質なボーカル録音が可能です。
ブースに入った瞬間のアコースティックの変化に驚かれる方も多いです。

【アコースティック楽器録音】
アコースティックギターなどの生楽器もボーカル同様に専用ブース内でマイク録音を行います。

・吸音材(上部)+木材(下部)のハイブリッド構造
・腰下の木材は、焼の入ったスギ材+無垢のスギ材の2種類を使うことで、響きの変化をつけることが可能に
・マイクセッティングで自然な空気感や立体感をコントロール

演奏内容に合わせた音響特性の最適化により、自然で奥行きのあるサウンドを収録できます。

バンドレコーディングに向けて

これまでFCM Studioでは、ボーカルやアコースティック楽器を中心にレコーディングを行ってきました。

今後は地域の音楽文化の発展のため、ドラムやバンド楽器のレコーディングにも対応を進めています。

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高音質への道筋

無理に限られた空間でドラムを録音しても、「生楽器だから良い音が録れる」とは限りません。

楽曲のジャンルやシーンに応じて音色や空間を切り替えるには、複数のドラムセットやパーツに加え、それぞれの広さに対応した録音空間が必要になってきます。
録音の度にブースを移動し、キットやパーツを交換する作業が発生するため、環境面だけで見るとアナログには限界があります。

FCMのレコーディングブースは、ボーカル録音やアコースティック楽器の録音に最適化されたコンパクトな設計です。
そのため、広い音場を必要とする生ドラムの録音には不向きです。

そこで、私たちはその限られた空間でどのようにしたらいい音が録れるか考えました。

制約を逆手に取る

限られた空間で無理に生録音を行うよりも、環境に最適化した方法で確実に高音質を残すことが、作品全体にとってより良い結果を生むと考えています。


FCMでは、録音時から作品クオリティの最大化を図るために次の方式を模索しました。

「デジタル+アナログ」を組み合わせた録音方式を選択

この組み合わせにより、制約のある空間であっても、作品の完成度を高められる録音を実現しています。

これは、生録音の代わりではなく、
私たちが信じる“良い音を残すための方法”です。
「生ではないから不利」ではなく、「良い音を確実に残せる録音方式」であると考えています。

【デジタル録音の強み】
ハイクオリティな電子ドラムを使用することにより、再現性の確保と精度を実現 ※鋭意準備中
・安定した収録レベルとノイズの少なさ
・ジャンルに応じた音場を再現可能なプロ仕様ドラム音源やOXなどの高品質なSpeaker Simulatorを使用
・実際の部屋の制約を受けず必要に応じて空間の広がりや残響を柔軟にコントロール


【アナログ録音の強み】
・専用ブースで収音するボーカルやアコースティック楽器は、ルームアコースティックによる「生の質感」を確保
・木材+吸音パネルを組み合わせたブース設計により、不要な響きを抑えつつ自然な倍音やニュアンスを残す

この方式が「強み」である理由

録り音=作品のクオリティを左右する最重要要素

作品の完成度は録り音で決まる

楽曲の完成度は録り音の段階でほぼ決まっています。
MixingやMastering作業で補える範囲は限られ、録り音以上の音質には仕上がりません。


良い録り音は、仕上がりを何倍にも高める
録り音の質が高いほど、Mixing/Masteringでの仕上がりも格段に良くなります。
つまり、良い録音は後の工程すべてにとって大きな“資産”になるのです。

私たちのこだわり

ただ録るのではなく、クライアントが求める音を追求する。――それがFCM Studioの理念です。

「デジタル+アナログ」という録音方式を選択している最大の理由は、
この方式を採用することが、演奏者の個性を活かしつつ、楽曲全体のクオリティを最大限に引き出すことができると信じているからです。

これは、生録音の代替ではなく、明確な「高音質戦略」だと考えています。
「生ではないから不利」ではなく、「良い音を確実に残せる録音方式」です。

各楽器が持つ響きやニュアンスを丁寧に捉え、コンパクトな空間も強みに変えることで、
録り音から作品の完成度を高めています。

単に「録れる」ではなく、録り音の質にこだわるスタジオです。

高音質戦略

FCM Studio Music production & Sound recording

TEL  0267-88-8103

営業時間:10:00-21:00
定休日:日曜・木曜

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